15年6月定例会 議案質疑 議事録

議長(太田之朗) 他にございませんか。21番、岡田耕一議員。


(岡田耕一) 私からは、議案第71号豊田市個人情報保護条例について簡潔に質問をさせていただきます。
 今回、条例制定にあたりまして、平成14年の広報とよた、12月1日号にてパブリックコメント、また市のホームページにおきまして豊田市個人情報保護条例素案に対する意見募集を行いました。その際に市民の方からいただいた主な意見がもしございましたら、よろしくお願いしたいと思います。
 また、それが今回の条例制定にどのように反映されたかも併せてよろしくお願いいたします。
 それから、3条、4条、8条に関連しますが、まとめて質問をさせていただきます。
 これは例えばですが、市の職員が目的外の情報を所有していたことがわかった場合、また市の職員が情報漏えいをしたことがわかった場合、また関連機関、市から委託を受けた者が情報を漏えいしたことがわかった場合に、これにつきましてどういう手順でどのような取り扱いがされるのかお答えをいただきたいと思います。
 それから、12条ですが、電子計算機の結合禁止となっております。これにつきましては住民情報系のオンラインシステムというのは当然これはよしとなるわけですが、インターネットによりまして例えば庁内において個人の情報を送受信する場合、これに該当しないことになると思うんですが、本当にこれがあっていいのかどうか、これを確認させていただきたいと思います。
 それから、15条の住民基本台帳ネットワークシステムのアクセスログの開示について、これはできるのかどうか、併せてよろしくお願いいたします。
 続きまして、議案第73号豊田市情報公開条例の一部を改正する条例につきまして質問をさせていただきます。
 今回の個人情報保護条例の開示という文言に合わせて情報公開という文字を開示という形に改めるというものが主な形で、後はそのほかのものも改めております。その中で特筆すべきは、平成10年3月31日以前に作成したものもこれからは任意公開ではなくて開示していこうということになりました。こういう方向は非常にすばらしいと思うんですが、併せて第5条で言いますと、公文書の公開を請求できるもの、これは何人もという形にまだなっておりません。これが今回できなかった理由はなぜかお答えをいただきたいと思います。
 また、今回改めまして豊田市情報公開規則も見てみましたら、以前から要望しておりましたビデオのコピー、それからカセットテープのコピー、これもできるようになっておりました。今回、条例改正という形ではいただいた資料のとおりでございますが、規則も若干変わってくると思いますので、条例に表れてこない規則の変更、わかるものがありましたらお答えをいただきたいと思います。
 引き続きまして、議案第74号豊田市手数料条例の一部を改正する条例につきまして質問をさせていただきます。
 特に、これは住基カードの発行につきまして若干細かく質疑させていただくんですが、今回は手数料の変更ということではなくて、新規にこのICカードの発行につきましてということで踏み込んで質問をさせていただくわけですが、今回このICカードを発行するにあたりまして住民へどのようなメリットがあるのか、先程も質問がありましたが、本当に市民にとってメリットがあるというのか、よくわからない、そういう状況でございます。その点につきまして市民にとってのメリット、それから行政にとって事務効率が図られるのかどうか、これにつきましてもお答えをいただきたいと思います。
 また、カードの発行予定数、それからその発行予定が市としてその枚数でいいと思われるのかどうかも併せてお願いしたいと思います。
 それから、入力情報につきまして、二、三質問をさせていただくわけですが、今回このカードはICチップを組み込んだカードになるわけでございます。今回はICチップには新たに情報を入れないという、4情報以外は入れないということでしたが、今後、研究会等でもこの議論が進んでいくと思いますが、どういうタイミングでこの入れ込む情報が決まっていくのか、またこの入れていく情報につきましては、議会の議決が必要となるのかどうか、議会を通さずに決まっていくのかどうかも確認させていただきたいと思います。
 それから、セキュリティの問題についても併せてお答えいただきたいんですが、本当に多くの情報がこれから入っていった場合に、もし紛失、盗難に遭った場合にそこから情報が漏れるという心配があるわけでございます。このカードのセキュリティ基準、これは市なのか国なのか国際基準なのかわかりませんが、こういったものがあるのかどうかお答えいただきたいと思います。
 最後ですが、議案第99号、議案第100号合わせて一括して質問をさせていただきます。
 今回これは工事請負契約の中の鞍ケ池造成工事、北工区と南工区でございますが、内容、工事概要を見ますと、ほぼ同じ内容、一つ違うのは河川改修というのが違うだけでございましたが、通常スケールメリットから考えますと一括発注したほうが安く落札できたのではないかと思うんですが、なぜ別々に発注したのか。
 それから、入札企業を見ますと、議案第99号につきましては10のJV、それから議案第100号につきましては8のJVが入札参加をしております。すべて違う組み合わせになっているんですが、例えばですが、第99号のほうに入札したら第100号のほうは遠慮してくださいよみたいな条件がつけられたのかどうか、これにつきましてもよろしくお願いします。

議長(太田之朗) 宇井総務部長。

総務部長(宇井e之) 岡田議員のまず1点目は、議案第71号の豊田市個人情報保護条例の内容のご質問がいくつかありました。順次ご答弁させていただきます。
 まず1点目、平成14年度に行われたパブリックコメント、これについての主な意見又はその意見が反映されたかというご質問でございます。
 このパブリックコメントにつきましては、審査会のあり方だとか、事務委託に係る措置の方法、あるいは罰則、こういったことについてご意見をいただきました。したがって、この中で個人情報保護に対する重要性、抑止効果といったものを考慮いたしまして大変重い罰則を規定することになりました。
 それから2点目は、第3、4条の市職員が目的外の情報を所有したことがわかったときの手順でどういうふうに取り扱われるのかということでございますけれども、これは第3条、4条に違反して実施機関が目的外に情報を保有しているということが判明した場合には、速やかに保有内容を精査して、必要のない個人情報は破棄をしていきたいと思っています。
 それから、市職員が情報を漏えいしたことがわかったときどのような手順で取り扱っていくのか、また実施機関から委託を受けた者が情報を漏えいしたことがわかったとき、そのときはどのように取り扱っていくのかというご質問でございますが、情報の漏えいの内容を確認いたしまして、告発、懲戒処分などの措置をとっていきたいと思っております。
 また、委託機関に対しましては、情報の漏えいの内容を確認し、情報漏えいした者の告発、委託業者への損害賠償の請求といったものを行っていきたいと考えております。
 それから、第12条の電子計算機の結合について、インターネットにより個人情報を送受信することはないのかということでございますが、これにつきましては、条例第12条におきまして個人情報を処理する電子計算機の結合は原則として禁止しておりますが、この規定に反してインターネットによる個人情報の送受信をすることはありませんので、ご理解いただきたいと思います。
 それから、第15条の住民基本台帳ネットワークのアクセスログの開示請求はできるのかというご質問だったと思いますが、アクセスログにつきましては、国、愛知県で一括して保有いたしておりまして豊田市では保有いたしておりません。したがいまして、本市に対する開示請求ということはありませんので、ご理解いただきたいと思います。
 それから、第73号豊田市情報公開条例の一部を改正する条例についての内容で公開と開示の点でどう違うのかというご質問でございます。
 情報公開法、個人情報保護法とも「開示」を使用いたしておりまして、今回の個人情報保護条例の改正に合わせまして「開示」に統一するという内容でございます。
 また、他市の状況はどうかということですが、「公開」を使用している市もあれば、また「開示」を使用している市もある。それはそれぞれの市の実情で取組みをなされているようであります。
 それから、平成10年の3月31日以前に作成し、また取得した文書も公開対象になったが、その理由はどうかということでございますが、個人情報保護条例におきましては、個人情報の開示請求ができる公文書の作成時期に制限は設けておりません。よって、個人情報以外の情報公開、これも同じような取り扱いにしていくということで公文書の作成時期の制限を外したということですので、よろしくお願い申し上げます。
 それから、公文書の公開を請求する者として、「何人も」とすることができない理由はどうかというご質問でございます。これにつきましては、個人情報保護条例の場合は、市の保有する個人情報が不適切な取り扱いをされた場合、豊田市の住民であろうとなかろうと違いはないということで、何人もということで自分の個人情報に関与する権利を与えているということでございまして、情報公開条例で言います内容と異なっているということで何人も情報公開条例については適用する内容ではないという考えで対応いたしております。
 ただ、情報公開につきましても、市に在勤・在学する者や市内に事業所を有する者など請求権者に含めて広義の住民を請求権者としておりまして、市が説明責任を全うする対象という範囲では妥当であるのではないかと思っております。
 それから、4点目の条例改正によりまして豊田市情報公開規則も変わると思うけれども、どうかというご質問でありますけれども、これは条例改正に伴いまして所要の改正を行うものでありますけれども、現在のところ特筆するべきものはないと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
 それかち、もう1点、議案第99号と議案第100号の鞍ケ池の造成工事について、10JVと8JV、それぞれ全部業者が違っているけれどもというような、重複してないけれどもというご質問だったと思いますけれども、これは今回の造成工事、施工の効率化を図るというようなことで工区を分割したものでありまして、入札参加申請では重複の申込みができないよう、そういう資格要件を設定して入札をしましたのでご理解いただきたいと思います。
 以上でご答弁とさせていただきます。

議長(太田之朗) 愛知市民部長。

市民部長(愛知康之) 岡田議員の質問にお答えします。
 まず1点目は、第2次稼働によるサービスは本当にあると思っているのかというようなことのご質問だと思いますが、先程も大村議員に対してお答えさせていただきました。それ以外にも細かいことについては、本当に例えば身分証明証として利用できる、あるいは転出・転入の際に転出証明書が要らないとかいうメリット等がございます。また、市としては、住民票の交付の際に非常に検索が簡単になるということで時間短縮ができるというようなこともあります。それから、これは今後の電子自治体のバックボーンになってくるのではないかなと思っておりますので、その辺が大きなメリットではないかなと理解をしております。
 それから、2点目がカード発行の枚数であったかと思いますが、一応今年度は8月25日に本稼働するということで5,000枚を予定させていただいております。5,000枚が本当にいいのかどうかというのは、これは当然35万人いるわけでございますので、これから稼働後一層のPR等で定着を図ってまいりたいと思っております。
 それから、もう1点が今後のカードの利用対象はどういうふうに決めていくかということと、それからそれは決定に対しては議決が要るかということではないかと思いますが、これにつきましては、利用対象は当分の間は4情報でいきたいと思っておりますが、この市独自のサービスを始めることにつきましては、当然これは条例化をしていかなければいけないと思っておりますので、十分議会とも協議をさせていただいてサービスしていきたいと思っております。
 カードのセキュリティについては、当然住民基本台帳だけの豊田市はLANでございまして、インターネットの接続はしてございません。それについては当然センターのセキュリティということになりますし、私どもはそれ以外に接続しておりません。カードそのもののセキュリティについては、少し時間をいただいてまた後で連絡をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。




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