平成20年3月定例会 一般質問 会議録

○副議長(松井正衛) 次に、34番、岡田耕一議員。

○34番(岡田耕一) 私は、通告に従い、大きくは1項目、外国人児童生徒への教育支援について質問いたします。この児童生徒の中には、日本語の教育支援が必要な日本国籍を持った帰国者も含ませていただきますこともあらかじめご了承願います。
 さて、この問題は、今までも多くの議員が取り上げてこられ、各課題の解決に向けさまざまな努力がされております。特に本市が取り入れている言葉の教室や日本語指導員の学校への常駐配置など先進的な取組を高く評価しております。しかし、外国人児童生徒の増加に伴い、その対応が追いつかず、まだまだ改善の余地もあると感じております。
 そこで、私は、先日、愛知教育大学で開催されました「待ったなしの就学義務化、外国籍児童生徒を小中学校はどう迎えるか」と題したシンポジウムに勉強のために参加し、多くの課題を再認識してまいりました。
 そして、今回質問するにあたり、東山小学校、野見小学校、美里中学校や東保見小学校に設置されておりますことばの教室においても授業を参観し、それぞれの校長、教頭、加配教員、室長先生から貴重なお話を伺うとともに、雰囲気をかいま見ることができました。そして、加配教員、日本語指導員の皆様からもいくつかのご意見等を伺うとともに、現在指導を受けている、または受けていた中国語圏、スペイン語圏合わせて4名の生徒並びに1名の社会人からもお話を伺いました。
 また、今回の質問にあたり、本市と同じく外国人集住都市であり、先進市である浜松市、横浜市、太田市、豊橋市、小牧市、可児市からも情報提供いただき、本市と各市との状況を比較いたしました。それぞれ事情は違うものの大いに参考になりました。
 私は、縁あって本市に来られた外国人児童生徒の皆さんが適切な教育を受け、高校や大学等へ進学されるとともに、将来、母国と日本とのかけ橋になっていただくことを大いに期待しております。
 そこで、本市の外国人児童生徒の教育支援の現状を再確認し、多くの皆さんからいただいたご意見、他市の状況等も参考に今後の改善策について提言を含め質問させていただきます。
 まず、中項目1、指導員の確保について伺います。
 本市における1月10日現在の日本語教育が必要な外国人児童生徒の在籍状況は、ポルトガル語、中学生66名、小学生318名、スペイン語、中学生20名、小学生54名、中国語、中学生12名、小学生27名、タガログ語、中学生5名、小学生18名、英語、中学生1名、小学生3名、インドネシア語、小学生6名、韓国語、小学生2名という状況です。対応する日本語指導員は、常駐、巡回、適応指導員を合わせポルトガル語23名、スペイン語6名、中国語5名、タガログ語2名、英語2名、インドネシア語1名で、韓国語は0という状況です。
 私は、この指導員数では足りないと思っております。そこで、この項では、まず指導者の人的確保と指導力について伺います。
 まず1点目、先ほど示した日本語が必要な外国人児童生徒の在籍状況と比較し、市教育委員会として指導員の数は足りていると認識しておりますか。

○副議長(松井正衛) 教育委員会小野田専門監。

○専門監(小野田賢治) 指導員の配置を希望する学校には必ず派遣しており、現在、母語ができ日本語の話す、書くを支援する日本語指導員12名、学校生活を支える適応指導員3名、母語ができ各学校を訪問して指導する巡回指導員24名の合計39名を配置しております。
 豊田市外国人児童生徒教育には、県外からの視察も多く、参観された方々から高い評価をいただいております。
 しかし、外国人児童生徒の個々の能力に見合った十分な指導をするには、指導員数が不足していると認識をしております。
 以上でございます。

○副議長(松井正衛) 岡田議員。

○34番(岡田耕一) では、次に2点目、指導員の募集方法について伺います。
 本市では、現在、教育委員会のホームページでの募集や日本語指導員からの紹介で指導員を募集しております。しかし、他市を見ますと、太田市では、現在の任用者からの紹介とともに、関係機関への照会、ハローワークを通じた求人等も行っております。可児市でも広報紙に掲載したり、パートバンクに依頼したりし積極的な募集をしております。また、今回、調査しましたいずれの自治体でも、基本は公募という姿勢です。
 本市の場合も、市教育委員会のホームページでの募集を公募と見ることもできますが、他市と比較しますと人材確保が非常に消極的と思えてなりません。今後、より積極的に優秀な指導員を確保するための募集を考えるべきだと思います。今後の募集方法について見解をお聞かせください。

○副議長(松井正衛) 小野田専門監。

○専門監(小野田賢治) 議員のご指摘どおり、指導員の募集につきましては、豊田市教育委員会のホームページで公募したり、日本語指導員からの紹介を受けたりして募集をしております。また、TIAやハローワークの方が参加される豊田市多文化共生推進連絡協議会の教育青年部会でも情報提供いただくようにしております。
 今後、人員確保のために広報とよたで募集することも含めて募集方法も検討してまいります。
 以上でございます。

○副議長(松井正衛) 岡田議員。

○34番(岡田耕一) よろしくお願いしたいと思います。
 では、3点目、採用方法と基準について伺います。
 現在、本市では、教科試験や日本語能力試験は実施せず、面接を行い採用を決定しています。その採用基準として、1、外国人の子どもを教えようとする情熱のある人、2、外国人の指導員の場合、日本語が話せて書けること、3、日本人の指導員の場合は日本語指導を必要としている児童生徒の母語が話せることとなっております。しかし、子どもたちの高校進学までを考えたとき、果たしてこれだけでいいのか疑問であります。
 この3点は最低限かもしれません。しかし、太田市ではバイリンガル教員については1級程度の日本語力という採用基準ですし、横浜市では日本語以外に2か国語が堪能で大学卒の日本語教師の資格が必要など相当高いレベルも求めております。
 本市でも、日本語指導員を常駐、巡回、適応指導員と分けるだけではなく、子どもたちの学力向上に合わせた中学校の教科もある程度教えられるだけの日本語力、指導力、日本の教育を理解している人材確保を目指すべきだと思います。
 民間の活発な産業活動の中で、優秀な指導員ほど民間からの厚遇での求人もあり、今後ますます有用な人材確保は困難になると思われます。有能な人材確保をするためには、現在の時給1,740円プラス交通費という条件を指導員のレベルに応じて見直す必要もあるのではないかと思います。事実、有能な日本語指導員が民間からの引き抜きで退職された事例も伺っており、市教育委員会も把握されているはずです。
 子どもたちの学力向上に合わせた人材確保並びにそうした人材を確保するための待遇の見直しについて見解をお聞かせください。

○副議長(松井正衛) 小野田専門監。

○専門監(小野田賢治) 採用にあたっては、指導員希望者との面接を実施し、本人の日本語能力や母語能力を確認しております。また、外国人の子どもを教えようとする情熱のある人を採用しております。
 今後は、勤務条件の改善等も含めて外国人児童生徒の能力に応じた指導のできるすぐれた指導員の確保に向けて努力していきたいと考えております。
 以上でございます。

○副議長(松井正衛) 岡田議員。

○34番(岡田耕一) ぜひ努力していただきたいと思います。
 次に、中項目二つ目、指導組織体制、相談体制について伺います。
 今後も増加が予想される外国人児童生徒を支える教員や指導員の体制充実について、まず1点目、現状の組織体制についてお聞かせください。

○副議長(松井正衛) 小野田専門監。

○専門監(小野田賢治) 外国人児童生徒の多い学校では、外国人児童生徒担当教員が中心となり母語に対応できる指導員と協力し合って日本語指導や適応指導を行っております。
 外国人児童生徒の少ない学校では、各学校を訪問して指導する巡回指導員を派遣し、学級担任と協力して指導を行っております。
 日本語が不十分な外国人児童生徒に対しては、日本語の初期指導や適応指導を集中的に行うことばの教室を現在、東保見小学校内に設置しております。
 以上でございます。

○副議長(松井正衛) 岡田議員。

○34番(岡田耕一) 次に、2点目、現状認識と今後の組織拡充計画について伺います。
 現状の組織体制は、ただいまのご答弁のとおりでありまして、また、各指導員の取りまとめ役として、本市では市教育委員会学校教育課の指導主事がその重責を担っておられます。しかし、今後も増加が予想される外国人児童生徒のことを考えますと、十分な体制ができなくなる可能性もございます。他市の状況を見ますと、支援ボランティアの活用や外国人児童生徒教育担当者を取りまとめる人材の登用と組織づくりをしている自治体がいくつもございます。また、外国人児童生徒支援センター構想も小牧市などでは持っておられます。指導主事の負担軽減と専門職としてのコーディネーターの設置、また、今後の組織拡充計画について考え方をお聞かせください。

○副議長(松井正衛) 小野田専門監。

○専門監(小野田賢治) これまで外国人児童生徒に対する組織体制を充実させてきたと考えております。最近の児童数の増加や居住地の分散化等の課題に対しては、検討の余地があると考えております。
 今後の拡充計画としては、ことばの教室を増設したり、きめ細かい対応ができるようコーディネーターの配置も含めて指導員の配置の工夫と増員につきまして検討してまいりたいと考えております。
 以上でございます。

○副議長(松井正衛) 岡田議員。

○34番(岡田耕一) ただいまコーディネーターの設置など前向きなご答弁をいただきましたので、ぜひ設置に向けてご検討をいただきたいと思います。
 次に、中項目3、指導者研修について伺います。
 外国人児童生徒を支える教員や指導員は、さらなる指導力向上のため子どもたちの成長のために自ら研さんする必要性があると思います。そのための指導者研修について伺います。
 現在、本市では、先進校の実践発表や指導員同士の情報交換、日本語の初期指導とJSLカリキュラムの研修等を年6回開催しております。そのうち加配教員や日本語指導員が全員参加するものが年2回、加配教員の代表や外国人児童生徒が在籍する学校関係者が参加するものが年4回と伺っております。
 そこで、1点目、指導者の指導能力向上を考えたときに現状の研修状況で十分だという認識でありますか。

○副議長(松井正衛) 小野田専門監。

○専門監(小野田賢治) 研修回数につきましては、適当であると考えております。内容については、外国人児童生徒教育の理解に関すること、外国人児童生徒教育の実践にかかわる情報交換、指導技術のための実践講話など充実に努めてまいりました。また、初任者には、豊田市の外国人児童生徒教育の現状を知り、理解を深める研修も取り入れております。
 今後は、研修後の意見やアンケートなどを参考にして、さらに充実した研修になるよう改善してまいりたいと考えております。
 以上でございます。

○副議長(松井正衛) 岡田議員。

○34番(岡田耕一) では、2点目、今後の指導者研修について伺います。
 日本語指導員経験者や現役の加配教員の皆さんからも、もっとしっかり外国人児童生徒のための研修を受講したい、勉強したいというご意見を伺いました。私も加配教員や日本語指導員のさらなる指導力の向上のため、研修の実施や管理職研修、ただいまもご答弁がありましたが、初任者研修においてさらなる充実した研修内容を積極的に取り入れるべきだと思っております。できればすべての教員が外国人児童生徒教育のための研修をすべきだと思いますが、今後の指導者研修の拡充について、考えをお聞かせください。

○副議長(松井正衛) 小野田専門監。

○専門監(小野田賢治) 来年度以降も初任者研修の中に外国人児童生徒教育に関する研修を位置づけてまいりたいと考えております。外国人児童生徒教育に携わる教員には、年6回程度指導者研修を実施し、日本語指導の向上につながるように研修内容を充実させてまいりたいと思っております。
 例えば、ことばの教室の授業参観をして指導技術を学んだり、日本語指導の実際について話し合う機会を設けたりして指導力の向上につなげたいと考えております。
 以上でございます。

○副議長(松井正衛) 岡田議員。

○34番(岡田耕一) 現状で満足することなく、さらにこうした回数も質の面についても努力を続けていただけたらと思いますので、よろしくお願いします。
 次に、中項目4、ことばの教室増設について伺います。
 現在、東保見小学校に設置されておりますことばの教室のほかに別の地区に増設の方針が出されました。今後の拡充策について伺います。
 1点目、増設の考え方、設置基準について伺います。
 今回の増設の方針はどのような基準で設置するものか、お答えいただきたいと思います。

○副議長(松井正衛) 小野田専門監。

○専門監(小野田賢治) 外国人児童生徒の居住地が保見地区以外に分散する傾向が見られ、東保見小学校にあることばの教室に通学できない実態がございます。
 設置基準としましては、設置することばの教室の近隣地に多くの外国人児童生徒が居住すること、編入する外国人児童生徒の増加が見込まれること、豊田市の地域バランスを考えて拠点校となる場合であると考えております。
 以上でございます。

○副議長(松井正衛) 岡田議員。

○34番(岡田耕一) では、2点目、今後の計画について具体的に伺いたいと思います。
 東保見小学校内のことばの教室は、通常の教室内を日本語理解度に応じて三つのクラスに分け、使用しているところを先日参観いたしました。そして、この教室は、職員室、応接室も兼ねているにもかかわらず、電話もありませんし、各種備品もおさがりのようなものばかりでございました。保見地区のことばの教室も含め外国人児童生徒が急増している東部地区、南部地区での設置計画、複数教室の確保、指導員の確保、備品の充実等について具体的にお答え願いたいと思います。

○副議長(松井正衛) 小野田専門監。

○専門監(小野田賢治) 現在、東保見小学校にあることばの教室が手狭になったため、西保見小学校に移転し、2教室で落ちついた環境の中で指導してまいりたいと考えております。
 備品に関しては、開設時に購入した物品が多いので耐用年数等を考慮しながら順次更新していきたいと考えております。
 議員がご指摘の電話につきましては、ことばの教室専用の携帯電話が用意してあり、保護者からの連絡等に対応しております。
 ことばの教室の増設につきましては、外国人児童生徒の多い地区を検討した結果、ここ数年急激に外国人児童生徒が増えている東部地区に来年度常駐する指導員2名を確保し、設置する予定でございます。
 以上でございます。

○副議長(松井正衛) 岡田議員。

○34番(岡田耕一) 再質問させていただきたいと思いますが、現段階ではもう既に決まっているかなと思うのですが、東部地区での設置校、具体的にお示しをいただけたらと思います。
 それから、以前のご答弁の中で、地域バランスを考えて南部地区にも設置したいというご答弁がたしかあったと思うんですが、南部地区での設置はないのか、具体的に2年後、3年後、設置計画があるのか、そのあたりもあわせて再度よろしくお願いします。

○副議長(松井正衛) 小野田専門監。

○専門監(小野田賢治) 東部地区につきましては、設置校がここであるということはまだ決定をしておりません。候補としては、2、3挙がっております。
 南部地区につきましては、東部地区に設置することばの教室への入室状況や学習状況を検証し、十分な効果があると判断された場合、全市的なバランスを考え他地区へのさらなる増設を研究していきたいと思っております。
 以上でございます。

○副議長(松井正衛) 岡田議員。

○34番(岡田耕一) 再々質問になりますが、現段階では東部地区は、まだ具体的に言う段階ではないのかもしれませんが、受け入れる側、ハード面から考えますと、もうそろそろタイムリミットだと思いますが、いつまでに最終決定をし、我々議会にもご報告をいただけるのか、再度お願いします。

○副議長(松井正衛) 小野田専門監。

○専門監(小野田賢治) 最終的には、教育委員会議にかけまして、そこで決定をいただいて学校について指定をしてまいりたいと思います。
 以上でございます。

○副議長(松井正衛) 岡田議員。

○34番(岡田耕一) 時間がなくなってまいりましたので次に行かせていただきますが、早目にご報告をいただきたいと思います。
 次に、中項目5、外国人児童生徒の学力向上について伺います。
 充実した学校生活、高校進学等のためには一定の学力が必要です。現在、外国人児童生徒の学習指導は、級友と同じ教室で日本語指導員が隣の席で寄り添う形で授業を受ける入り込み指導と、級友とは別の教室で指導員から個別指導を受ける取り出し指導があります。
 そこで1点目、指導員から指導を受ける時間数、教科の決定と、取り出し指導、入り込み指導の決定は適切に判断できていますか。
○副議長(松井正衛) 小野田専門監。
○専門監(小野田賢治) 通常学級での学習が可能かどうかは、外国人児童生徒担当教員や指導員及び学級担任が話し合って判断し、校長の承認を得ております。東保見小学校では、漢字の読み書きや言葉の意味の理解度を調べる文字、語いテスト、質問に答える口頭表現力テスト、文章を読んで質問に答える読解文法テスト、絵を見て話をつくる文章表現力テストを実施して、その結果を判断材料の一つにしています。
 児童に適した環境や学習状況を総合的に判断し、指導時間数や取り出し指導を進めております。
 今後は、本人の学力向上につながるような適切な指導形態を追求するとともに、外国人児童生徒の意向も尊重して指導を進めていくよう取り組む必要があると考えております。
 以上でございます。

○副議長(松井正衛) 岡田議員。

○34番(岡田耕一) ただいまの外国人児童生徒の意向を尊重してということでございましたので、ぜひそうしていただきたいと思いますが、ちょっと確認の上で再質問させていただきますが、以前にもこれは市教育委員会には情報提供しておりますが、皆様にも知っていただきたいものですからご紹介をさせていただきたいと思いますが、ある中学校において取り出しで授業を受けている生徒と保護者から次のようなお手紙をいただきました。
 特定されるところは伏せてご紹介をさせていただきたいと思いますが、「教育委員会様、私の娘は中学校で勉強しています。でも娘は最近、学校に行きたくないと言っています。理由は、1、指導員の3人の先生たちの話していることが聞き取れません。2、教科書のことは全然教えてくれないのでテストのことが全然できません。3、日本の先生の言っていることは私は理解できるのに指導員の先生が理解できていないときも時々あります。4、いつも指導員の先生とばかり勉強しているので友達ができません。」という娘さんのご意見でした。それでお母さんからの手紙ですので、お母さんからのコメントとして、「娘はみんなと一緒にクラスで勉強したいと言っています。どうかお願いです。娘が言うようにみんなと一緒に勉強できるようにしてください。友達と交流することで日本語も覚えるし、授業も少しずつわかるようになると思います」というお手紙でした。このときは校長先生、担任の先生ともお話し、適切に対応いただきました。ありがとうございました。
 しかし、その後、別の学校の別の生徒からも同趣旨の相談を私受けました。ですから、実際はこうした児童生徒がもっといるのではないかと思えてなりません。取り出し指導、入り込み指導の決定、指導員からの卒業、担任の先生、指導員の先生と相談して総合的にというご答弁が先ほどございましたが、定期的に児童生徒に直接確認をすべきことかなと思いますので、そういうことも含めてお願いをしたいと思います。
 一つだけ危ぐされるところは、指導員の先生を含めてお話をしますと、指導員の先生に遠慮してしまって本心が言えないこともありますので、こうした本人たちの意向を聞く場合には、ぜひ指導員の先生は外していただいて担任の先生とお話をして確認をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

○副議長(松井正衛) 小野田専門監。

○専門監(小野田賢治) 先ほどもご答弁しましたけれども、外国人児童生徒の意向も尊重して指導を進めていくよう取組が必要であるということをご答弁させていただきましたけれども、それにつきましては学校とよく連携をとりながら進めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。

○副議長(松井正衛) 岡田議員。

○34番(岡田耕一) わかりました。
 ちょっと時間が過ぎてしまいましたので2点目は割愛させていただきます。申しわけございません。
 3点目に移らせていただきます。教材費拡充の考えについて伺います。
 教材費や消耗品費も含め外国人児童生徒のための予算確保は必要だと思います。平成19年度は巡回指導員用の教材費として11万8,800円、ことばの教室の教材費は30万円、外国人児童生徒が多い東保見小学校には学校配分予算として15万円計上されています。しかし、他の学校には配分予算はございませんでした。
 私は、日本語教育が必要な児童生徒数に応じて学校配分予算の増額が必要だと思います。また、巡回指導員用の教材費が予算計上されているにもかかわらず私費から、教材費を購入している指導員もおられるようです。今後、しっかりした教材購入のルール化及び予算拡充も必要だと思いますが、その考えはないのかお聞かせください。
○副議長(松井正衛) 小野田専門監。

○専門監(小野田賢治) 巡回指導員やことばの教室の教材費は、議員のご指摘がありましたように学校教育課が計上しております。費用につきまして要望があれば拡充に向けて検討していきたいと考えております。
 学校配分予算につきましては、外国人児童生徒が多い東保見小学校へは平成14年度から増額がなされています。他の学校についても、来年度より外国人児童生徒が10人以上在籍し、日本語指導担当教員が配置されている学校には、外国人児童生徒数に応じて学校配分予算の増額を考えていきたいと考えております。
 以上でございます。

○副議長(松井正衛) 岡田議員。

○34番(岡田耕一) 非常に前向きなご答弁ありがとうございます。ぜひそうしていただきたいと思います。
 次に、4点目、課外授業について伺います。
 子どもたちの学力向上、特に高校進学等を考えますと学校以外の場所での教育支援も必要だと思います。現在は、保見地区にてNPOが主体となって課外授業をしていただいていると伺っておりますが、こうした場が他の地区でも週1回程度できればありがたいなと思います。地域、NPOへの支援を含め外国人児童生徒のための課外授業開設支援の考えについてお聞かせください。

○副議長(松井正衛) 小野田専門監。

○専門監(小野田賢治) 課外授業につきましては、西保見小学校の低学年と東保見小学校の3年生以上で外国人児童の希望者を対象に平常日に実施することがあります。
 課外授業のあり方につきましては、放課後の学習支援を行っているNPO法人や関係機関と話し合いを進めながら研究をしていきたいと考えております。
 以上でございます。

○副議長(松井正衛) 岡田議員。

○34番(岡田耕一) 最後に、中項目6として、その他の課題の把握と改善策について伺います。
 増え続ける外国人児童生徒へのさらなる支援策を考えますと、まだまだ改めるべきことは多いと思います。私が認識している課題や市教育委員会として把握されている課題、それらの対策について伺います。
 @巡回指導員の移動についてです。昼休み中の移動では指導員が昼食を食べられない場合もあります。また、昼休み以外では学校の休憩時間内に移動するため、授業開始時間に間に合わない場合もあります。これは児童生徒の授業時間の確保に問題があります。また、指導員が急いで移動するために交通安全上の問題もあります。
 A統一した外国人児童生徒指導マニュアルの不備があります。他の自治体では指導マニュアルを作成し対応されていますが、本市にはいまだありません。早急に作成すべきと思います。
 B保護者への連絡体制、案内文書の翻訳です。現在は保護者あての案内文書は常駐指導員や巡回指導員が少ない時間をやりくりして翻訳してお渡ししていますが、時間的にはすべてできていない状況です。これら以外に市教育委員会として認識しているものがあればお示しをいただきまして、これらの課題の改善策について考えをお聞かせください。

○副議長(松井正衛) 小野田専門監。

○専門監(小野田賢治) 日本語指導員の配置につきましては、近隣の学校を巡回できるように配置を考え、移動時間を短くして指導時間の確保ができるようにしていきたいと考えております。
 議員ご指摘の外国人児童生徒指導の手引きにつきましては、現在、作成中の外国人児童生徒受入体制マニュアルの中に類似の指導内容を盛り込んでおります。このマニュアルは来年度完成を予定しております。
 また、外国人児童生徒の保護者への連絡文書につきましては、教育センターのホームページからポルトガル語、スペイン語、中国語の様式が273例ダウンロードできるようになっております。
 夏季休業中の指導員の研修を兼ね教材開発をしたり、連絡文書の見直しをしたりして作成した教材や連絡文書を積極的に多くの学校に提供していきたいと考えております。
 以上でございます。

○副議長(松井正衛) 岡田議員。

○34番(岡田耕一) 今ご答弁いただいてありがたいのですが、私が質問した課題を認識した以外に市教育委員会としてほかに把握しているものはないのでしょうか。
○副議長(松井正衛) 小野田専門監。

○専門監(小野田賢治) 今のところありません。
 以上でございます。

○副議長(松井正衛) 岡田議員。

○34番(岡田耕一) ないということでございますが、1点これは確認というか、ご報告をしたいと思うんですが、外国人児童生徒の皆さんに対応する指導員の加配教員の先生で心労で体調を崩されている先生もおられると認識しております。やはり、なれない環境で子どもたちに指導していただいているということで体調を崩されている方もおみえになるようでございます。そうした把握も含めて、またそうした先生方へのケアも含めて対応についてぜひ考えていただきたいと思いますが、見解をお聞かせください。

○副議長(松井正衛) 小野田専門監。

○専門監(小野田賢治) 非常に精神的にお迷いしてみえる先生とか、外国人児童生徒の指導のあり方がわからないという先生については、教育センターとか、県の総合教育センターが相談窓口を開設しておりますので、そういったところへ積極的に参加いただいて相談していただければいいのではないかなと思います。
 以上でございます。

○副議長(松井正衛) 岡田議員の質問時間は持ち時間の30分をすべて使用しましたので、以上で34番、岡田耕一議員の質問を終わります。