平成20年9月定例会  一般質問   会議録


○議長(中根 大) 次に、34番、岡田耕一議員。

○34番(岡田耕一) 私は、通告に従い、大きくは1項目、豊田市における公営墓地のあり方について質問します。
 今回この質問を選定したきっかけは、数名の市民の皆さんから「古瀬間墓地がなかなか当たらない」という相談を受けたことです。議員各位も同様な相談は多いのではないでしょうか。そこで、本市の現状を確認し、また、いくつかの自治体をお邪魔すると同時に、中核市各市に対して情報提供をお願いし、さまざまな角度で調査を進めた結果、それぞれ違いかあることがわかりました。
 他市では、公営墓地と言っても、市直営だけではなく、宝塚市のように自治体が出捐する財団法人等が墓園を整備し、独立採算で経営を行っているところもあります。本市では、古瀬間墓地公園、以下、古瀬間墓園と呼ばせていただきます。を市直営で整備し、現在8,081区画の墓所の整備が終わり、管理を古瀬間墓地公園管理組合に委託しております。墓地は、墓地埋葬等に関する法律に規定され、中核市である本市も許可権者としての責任がございます。
 私の質問の趣旨は、市の責任において墓地の整備をさらに進めるべき。ただ、受益者が限定されるので維持管理費を徴収するとともに、特別会計も復活させ、資金面をクリアにする。また、寺院墓地等との格差を少なくし、古瀬間墓園を使用していない方からの不公平感を是正すべきとの思いで質問します。
 そこで、最初に、中項目1、市の責任による墓園整備の考えについて伺います。
 私は、古瀬間墓園は抽選で当たらないという声を受け、実際に過去の競争率を確認しました。すると平成11年度で4.7倍、平成12年度が2.3倍、平成13、14年度が1.73倍と推移し、近年では、平成18年度が1.41倍、平成19年度が1.51倍とまだ希望者全員には提供できていない現状がわかりました。
 墓地には、公営、民営、寺院の3種類があり、市民それぞれの事情で墓地を確保しています。公営の中には市が委託し自治区管理されている集落墓地もありますが、実質的には本市が公費を使い整備、管理している公営墓地は古瀬間墓園だけです。
 そこで、1点目、墓園整備に対する市の責任について伺います。
 例えば、相模原市は、法の趣旨により、墓地等の経営主体は原則として地方公共団体であることから、市民サービスの一環として市民ニーズに対応した良質な墓地の供給を行うとしていますが、本市ではどのように考えていますか。

○議長(中根 大) 羽根田建設部長。

○建設部長(羽根田利明) 市内におきます墓地につきましては、宗教法人及び地元自治区が設置、運営している墓地と、市が直接整備し運営している古瀬間墓地があります。
 墓地利用者は、墓地の立地条件や価格、宗教等の要因を考慮して墓地を選定されています。市においては、今後におきましても古瀬間墓園の増設、充実を図ることで市民の墓地要望にこたえ、市としての責任を果たしてまいりたいと考えております。
 以上です。

○議長(中根 大) 岡田議員。

○34番(岡田耕一) では、今後の整備計画について伺います。
 何度も繰り返しますが、現在、古瀬間墓園を希望しても希望者全員には提供できていない現状です。今後さらに古瀬間墓園を拡張し、市民ニーズに対応すべきと思いますが、今後の具体的な整備計画をお聞かせください。
 また、地域バランスを考え、南部地区等への公営墓園整備の考えはないか確認させていただきます。

○議長(中根 大) 羽根田部長。

○建設部長(羽根田利明) 今後の整備計画でありますけれども、今年度に既設の墓園区域内で193区画の整備を予定しております。完了後には、総区画数といたしまして8,274区画となります。平成21年度から既存の墓園区域と隣接する東海環状自動車道に挟まれた区域で拡張事業に着手する予定をしております。拡張区域は11ヘクタールでありまして、約2,500区画の墓地整備を予定しております。
 次に、南部地区等での新たな公園整備の質問でありますけれども、現在進めている墓地創設事業につきまして、立地の条件だとか、用地の確保、維持管理面から判断し、拡張事業を進めております。現段階での他の地域での整備計画は持っておりません。

○議長(中根 大) 岡田議員。

○34番(岡田耕一) 1点確認をさせていただきます。
 ただいま、今後2,500区画増設するということでしたが、これには今もう既に用地を確保してあって2,500できるのか、それとも新たに土地買収が必要になるのか、そのあたり確認をさせていただきます。

○議長(中根 大) 羽根田部長。

○建設部長(羽根田利明) 増設の11ヘクタールにつきましては、約8割の買収が終わって一部未買収となっております。

○議長(中根 大) 岡田議員。

○34番(岡田耕一) わかりました。
 次に、3点目、市民意向調査の実施について伺います。
 私が調査に伺った岡山県赤磐市では、市民ニーズを見極めるために墓所の需要調査を実施しています。私が調査をお願いしました中核市でも回答をいただきました31市中13市が近年に墓地の需要調査を行っています。本市でも今後、整備計画を策定する上で墓地需要調査を実施すべきと考えますが、いかがですか。

○議長(中根 大) 羽根田部長。

○建設部長(羽根田利明) 新たな墓園整備計画に関する意向調査等の実施につきましては、当面、古瀬間墓園の拡張事業を進めており、考えておりません。しかし、既設墓園を含むいろいろな意見やさまざまな市民ニーズを把握することは必要でありまして、今後、ホームページの活用や墓所の募集時だとか、また既設の利用者への文書を送付するなど、その段階で市民のニーズの把握に努めてまいります。

○議長(中根 大) 岡田議員。

○34番(岡田耕一) わかりました。
 では、次に中項目2、古瀬間墓園事業特別会計の設置の考えについて伺います。
 県内各市の墓園事業特別会計の設置状況を確認しましたところ、9団体が設置しておりました。
 そこで、まず1点目、古瀬間墓園の永代使用料の額の算定について伺います。
 永代使用料の額は、古瀬間墓地公園条例第9条に定められており、当該墓所に要した費用、地方債の元利均等償還に伴う利子、通常の地代、維持管理費及び事務費の合計額を当該供用墓所の総面積で除した額を限度とし、規則で定めるとあり、規則には算定方法が明記されています。では、古瀬間墓園の永代使用料の額は、条例に記載されたすべてを含んでいるのかどうか、含んでいないとしたら何が含まれているのかご説明ください。

○議長(中根 大) 羽根田部長。

○建設部長(羽根田利明) 平成20年度の古瀬間墓地公園の永代使用料は、1平方メートルあたり5万1,000円であります。使用料の内訳といたしましては、条例で定めているどおり、墓所の整備費、用地の取得費、起債利子、事務費、維持管理費などですべてを含んでおります。
 以上です。

○議長(中根 大) 岡田議員。

○34番(岡田耕一) では、2点目、古瀬間墓園の年間の維持管理費、事務費は平成19年度決算でいくらになりますか。

○議長(中根 大) 羽根田部長。

○建設部長(羽根田利明) 年間の維持管理費は、墓園内の維持管理のための委託料、そして施設破損の復旧のための修繕料、松枯れ等の伐採手数料、光熱費等で総額で2,330万円となっております。
 以上です。

○議長(中根 大) 岡田議員。

○34番(岡田耕一) わかりました。
 では、3点目、年間管理料を徴収していない理由について伺います。
 古瀬間墓園では、墓石の建っていない区画も多くあり、中には雑草等が発生しているところもありますが、各墓所内は使用者の管理責任となっております。これに対して墓園内の共用部分の清掃、樹木の手入れなど、ただいまもご答弁がありましたが、さまざまな墓園内を快適に使っていただくために、必要経費として多くの公営墓地では永代使用料とは別に毎年管理料を徴収しております。本市では徴収しておりませんが、その理由をお聞かせください。

○議長(中根 大) 羽根田部長。

○建設部長(羽根田利明) 年間の管理料につきましては、毎年徴収する自治体と貸し付け初年度に一定期分を永代使用料として徴収する自治体がございます。豊田市は、永代使用料に事務費、管理費を含めておりますので年間の管理料は徴収しておりません。
 以上です。

○議長(中根 大) 岡田議員。

○34番(岡田耕一) では、年間管理費を徴収する考えについて伺います。
 古瀬間墓園では、維持管理費、事務費は永代使用料に含むというご答弁でしたが、それだけでは足りないのではないですか。維持管理費には一般会計から平成19年度で2,330万円が執行されていますが、現在の古瀬間墓園は、基本的には一部の市民の方のみ16万4,000世帯のうち8,000世帯だけが受益者であります。私もその1人として大変心苦しく思っておりますが、本市でも今後、年間管理費を徴収すべきと考えますが、いかがですか。

○議長(中根 大) 羽根田部長。

○建設部長(羽根田利明) 既に貸し付けをいたしています利用者は、年間の永代使用料の中に維持管理費を含めていただいているということで、新たに年間管理費を徴収するということは、利用者にとって二重の負担となり、理解が得られないと考えております。
 以上です。

○議長(中根 大) 岡田議員。

○34番(岡田耕一) 再質問させていただきます。
 ご答弁は理解できます。一つ例を挙げさせていただきますが、情報提供いただきました中核市31市のうち19市が管理料を徴収しています。これは永代使用料に含んでいないから管理料を取っているわけでございますが、本市は永代使用料に含むということです。では、実際に何年分を計上していますでしょうか。例えばでございますが、平方メートルあたり1,000円として一般的な区画である6平方メートルを50年分としたときには30万円必要となります。平方メートル500円としても15万円かかります。本日16時30分まででございますが、受け付けております6平方メートル墓所の永代使用料の額は30万6,000円です。管理料を除いた永代使用料がいくらになるのか計算すると私理解できませんが、減免措置は必要だと思いますが、1区画一律500円でもお願いすべきではないでしょうか。このあたりも含め再度答弁を願います。

○議長(中根 大) 羽根田部長。

○建設部長(羽根田利明) 永代使用料の算定にあたりましては、本市では管理料として10年間分を計上しております。
 県内におきます徴収の状況でありますけれども、永代使用料とは別に徴収しているのは、名古屋市、そして西三8市では安城市ということでありまして、永代使用料に逆に管理料を含めているというのが岡崎市、碧南市、刈谷市、高浜市、そして豊橋市があります。
 算定の期間ですけれども、近隣を見てみますと、岡崎市は10年、豊橋市は25年と各市それぞれまちまちとありますけれども、そういった状況を見てみますと、本市が特別低いということは考えておりません。
 以上です。

○議長(中根 大) 岡田議員。

○34番(岡田耕一) 自治体間で比べるとそうかもしれませんが、民間の墓地であったり、寺院墓地であったり、そういうところと比べるとやはり古瀬間墓園を持ってらっしゃる方の優遇というか、そういう方から比べると不公平感をどうしても持ってしまうんです。ですから、そういうことも考えてぜひ今後考えていただけたらなと思います。
 次に、5点目、冒頭申し上げたとおり、県内でも9団体が墓園事業特別会計を設置していますが、本市では設置しておりません。その理由をお聞かせください。また、今後、墓園事業特別会計を設置すべきと考えますが、いかがでしょうか。

○議長(中根 大) 柿島総務部長。

○総務部長(柿島喜重) 地方公共団体の会計は単一であることが理想であり、これは単一の予算主義の原則と言われております。別に独立した会計によって経理する必要がある場合には、例外として条例により特別会計を設けることができます。特別会計は、これを無秩序に設置しますと、単一予算主義の原則を損ねることとなり、予算全体の姿が不明確になるおそれがあるため、本市におきましては、法令による設置義務のない特別会計の設置は極力行わないこととしております。
 本市における法令による設置義務のない特別会計としては、特定の資金を保有し、または特定の収入のみを用いて運営する母子寡婦福祉資金貸付事業、水道水源保全事業、財産区の3事業がありますが、古瀬間墓地公園につきましては、現状では他の会計と経理を区分する必要性が低く、特別会計を設置する予定はありません。
 以上でございます。

○議長(中根 大) 岡田議員。

○34番(岡田耕一) これも再質問させていただきますが、ご答弁をいただきました単一予算主義の原則というのは理解できます。また、本市でも昭和45年度から平成2年度までは古瀬間墓地公園事業特別会計を設置しておりました。平成3年3月定例会の会議録を確認しますと、古瀬間墓地公園が本年度をもって完成しますので特別会計を廃止したいとありました。これも理解できます。ただ、完成したと言いましても、平成3年から平成10年までの間に1,300区画を貸し出し、その間には平成7年には750区画分の増設工事も実施しております。また、平成11年から平成20年度までは1,190区画を貸し出し、その間も増設工事を行っております。さらに先ほどご答弁がありましたように、今後もあと2,000区画程度の貸し出しを用地買収も行いながら進めていく旨の答弁もございました。
 このように事業はまだ進行中であります。であるならば、再度特別会計を復活させ、資金の出入りを明確にし、事業を進めるべきだと思いますが、再度所見をお伺いします。

○議長(中根 大) 柿島総務部長。

○総務部長(柿島喜重) 墓園事業特別会計の設置につきましては、先ほど申し上げましたとおり、現段階では設置の考えは持っておりません。しかしながら、今後の整備、運営形態等の方向性によっては検討の必要もあると考えております。
 以上でございます。

○議長(中根 大) 岡田議員。

○34番(岡田耕一) ぜひ検討していただきたいなと思います。
 それでは、中項目3、墓所の返還について伺います。
 1点目、無縁仏の墓所の利用権の消滅について伺います。
 古瀬間墓地公園条例12条第3項では、1、利用者が死亡し、祭祀を主宰する者がいないとき、2、利用者が住所または生死不明となり10年を経過したとき、市長は墓所の利用権を消滅させると定めております。
 そこで、今まで条例12条第3項により利用権を消滅させた墓所、いわゆる無縁墓所はありましたか、確認させていただきます。

○議長(中根 大) 羽根田部長。

○建設部長(羽根田利明) 条例の規定によって墓所の利用権を消滅させた事案はありません。
 以上です。

○議長(中根 大) 岡田議員。

○34番(岡田耕一) では、無縁墓所の具体的な返還の手続を定めた規定等はありますでしょうか。

○議長(中根 大) 羽根田部長。

○建設部長(羽根田利明) 墓所の利用権を消滅させる規定に対しての具体的な手続は、現在持っておりません。
 以上です。

○議長(中根 大) 岡田議員。

○34番(岡田耕一) ただいまご答弁があったように、現在は返還手続、詳細なそういう細則等はないということでございました。今後のことを考えますと早急に対処すべきと思いますが、いかがでしょうか。

○議長(中根 大) 羽根田部長。

○建設部長(羽根田利明) 今後につきましては、利用権を消滅させる事案が生じることも考えられるために手続規定を設けてまいります。あわせて利用権を消滅させた墓所に、埋設されている焼骨を改葬する墓所が必要になるということも考えられますので、あわせて設置の検討をしてまいります。
 以上です。

○議長(中根 大) 岡田議員。

○34番(岡田耕一) ぜひ早急に対応していただきたいと思います。
 では、4点目、返還の案内について伺います。
 今年度、貸し付け分の130区画の墓所のうち46区画は返還墓所であります。このように借り受けているものの、将来使用する予定がなくなったという墓所がまだあるかもしれません。墓石を建てていない世帯に対して定期的に、例えば5年に一度程度は、返還のご案内を出す必要があると思いますが、いかがでしょうか。

○議長(中根 大) 羽根田部長。

○建設部長(羽根田利明) 墓所の返還の案内につきましては、昨年12月に平成元年度以前に貸し付けを受けて墓石が建立されていない利用者1,268人を対象に墓所返還制度を案内する文書を送付いたしました。その結果、21人の方から墓地の返還を受けております。
 今後につきましては、議員言われるように5年をめどに未利用者に対して定期的に墓所の返還制度の案内をしてまいります。
 以上です。

○議長(中根 大) 岡田議員。

○34番(岡田耕一) では、次に一時返還の考えについて伺います。
 現在必要な方の貸し付け供給数が足りない中で、以前は遺骨がなくても墓所が借りられました。ですから、今でも墓石が建っていない墓所も多く見られます。こうしたアンバランスを解消するために、現在必要のない方には一時的にお返しいただき、必要になったときには確実にいい区画で貸し付けができるような方策はとれないでしょうか。

○議長(中根 大) 羽根田部長。

○建設部長(羽根田利明) 例年、墓所の貸し付け時には、区画によっては複数の方が申し込まれまして抽選になっております。こうした現状を見ますと、公平性の観点から優遇措置をとるということは現状では困難でございます。
 以上です。

○議長(中根 大) 岡田議員。

○34番(岡田耕一) 今、一時返還の考え方についてでございますので再度お願いをいたします。

○議長(中根 大) 羽根田部長。

○建設部長(羽根田利明) 今言われたように、一時返還をされた方に優遇措置をとるということは現状では困難でございます。
 以上です。

○議長(中根 大) 岡田議員。

○34番(岡田耕一) では、中項目4、抽選方法の変更について伺います。
 本市では、古瀬間墓園に応募しながらも抽選に漏れた方々に対して、平成19年度から抽選時には希望のなかった墓所について希望があれば再度抽選していただいております。市としての最大限の配慮だと評価しております。しかし、それでも当たらない方もいることも事実です。
 そこで、1点目、古瀬間墓園を希望しながら、数年続けて抽選に漏れた方の優遇策を検討すべきと思いますが、その考えについてお聞かせください。

○議長(中根 大) 羽根田部長。

○建設部長(羽根田利明) 過去3か年の募集状況は、400区画の貸し付けに対しまして513区画の申込みがありました。その平均倍率が約1.3倍となっております。抽選に漏れた方には、何らか優遇策の検討が必要と考えておりますけれども、先ほども答弁させていただきましたけれども、現状を見る限り今行うということは困難と考えております。ただし、昨年度より申込みがなかった区画につきましては、再抽選制度を設けて多くの方に貸し付けできるようにいたしました。
 今後につきましても、貸し付けの区画数を増やすなどよりよい方法を検討してまいります。
 以上です。

○議長(中根 大) 岡田議員。

○34番(岡田耕一) では、2点目、抽選回数の見直しについて伺います。
 平成13年度以降では、平成16年度を除き年に1回、100から150区画ほどの墓所を抽選にて貸し付けております。1年分の貸し付け区画を一度に抽選するのではなく、分割することはできないでしょうか。年に4回抽選の機会があれば、倍率は高くなるものの、遺骨を長期にわたり保管することなく埋葬できる方も多くなると思います。また、抽選に漏れてもすぐに次回があると思い待つこともできます。年に4回の抽選が事務的に難しいのであれば、せめて年に2回で結構ですので、ぜひ実現していただきたいと思いますが、所見をお聞かせください。

○議長(中根 大) 羽根田部長。

○建設部長(羽根田利明) 分割しての貸し付け募集でありますけれども、抽選倍率が上がって抽選に漏れた方の人数が増加します。抽選に漏れた方は、再度の申込み手続が必要となりまして負担が増えることもありまして、当面は年1回の募集とさせていただきます。
 ただ、今後、墓所の増設事業を進めており、それらの墓所の貸し付けができる時期や、また、申込者が2倍を超えるような年には複数の募集を行うなど検討してまいります。
 以上です。

○議長(中根 大) 岡田議員。

○34番(岡田耕一) 回数にはこだわりませんし、何が何でもということではございませんが、市民にとって利用しやすいような制度で運営していただきたいと思います。
 それでは、中項目5、新たな墓園整備の考えについて伺います。
 私は、今回、質問するにあたりましてさまざまな特徴ある墓園を見聞してまいりました。それらを例に質問させていただきます。
 まず1点目、市民公園的な整備構想について伺います。
 各地の墓園では、墓地と市民公園が一体となった墓園も多くあります。近隣では、名古屋市の平和公園がその代表です。また、知多半島にある知北平和公園も、墓園だけではなく、公園的機能の充実に努めており、彫刻の森、大型遊具等を配置、広く一般住民のレクリエーションの場として開放しています。
 古瀬間墓園は都市公園ですが、市民の憩いの場はございません。私の希望としては、古瀬間墓園は、まずは市民の希望をかなえる区画整理を積極的に進め需要を満たす。そして、次の段階として、将来的には全市民に開かれた公園整備をすべきだと思っております。先ほどご答弁がありましたように、古瀬間墓園は、特別会計を設置せず一般会計で整備を続けるというのなら、なおさらのことだと思います。今後の整備計画、整備方針では、市民公園的な構想はあるのかお聞かせください。

○議長(中根 大) 羽根田部長。

○建設部長(羽根田利明) 新たな墓園整備計画でありますけれども、先ほど答弁させていただきましたけれども、現在、増設事業を進めようとしている現行では持っておりません。
 また、現在、古瀬間墓園におきましては、公園的な施設が十分な状況ではないと認識しておりますが、平成21年度から整備着手する拡張区域につきまして、区画の整備にあわせて芝生の整備、あるいは修景池、見晴らし場などの公園的な施設を整備してまいります。
 以上です。

○議長(中根 大) 岡田議員。

○34番(岡田耕一) 納得できませんが、時間がございませんので、次へいきます。
 2点目は、納骨堂の整備について伺います。
 墓園用地確保の問題から、少ない用地で多くのご遺族に埋葬スペースを確保するため、平成19年度に供用開始した寝屋川市のようにロッカー式の納骨堂を市が整備するケースがございます。本市でも納骨堂整備を検討すべきだと思いますが、いかがでしょうか。

○議長(中根 大) 羽根田部長。

○建設部長(羽根田利明) 納骨堂につきましては、墓所用地を確保する上で有効な手段と考えております。現段階におきましては、拡張計画もありまして当面は通常の区画の増設を先行して行ってまいります。
 今後、貸し付け可能な区画数が減ってきた段階におきましては、区画の確保の手法の一つとして検討してまいります。
 以上です。

○議長(中根 大) 岡田議員。

○34番(岡田耕一) では、最後に3点目、合葬埋葬施設について伺います。
 墓所は確保し、お墓は建てたものの、少子化等により子々孫々までお参りしてもらえないと心配されている方も多いと伺います。我が家も娘1人ですのでそのうちの1人です。そこで、各地で登場しているのが合葬埋葬施設です。以下、合葬墓といたします。
 合葬墓とは、家族単位のお墓ではなく、広く共同利用するお墓です。合葬墓には、骨壺単位で収納するものと、骨壺から開けて故人を特定できない形で埋葬するものがございます。家族単位でのお墓ではないので承継の問題は生じません。本人が生前からここで永眠したいと思える合葬墓を本市でも整備すべきと思います。
 また、合葬墓の一つの手法である樹木葬墓地の整備も提言いたします。樹木葬は、墓石ではなく、そのかわりに樹木を植える埋葬の仕方で、自然に帰る、死後も大樹となって生き続けるという点で理想的な埋葬方法として注目されています。
 日本では、平成11年に岩手県一関市のお寺で樹木葬墓地が初めて実践されました。これはどこへでも好きなところへ埋めるというのではなく、墓地として許可された場所へ遺骨を埋葬します。埋葬方法としては、墓石など一切使用しないかわりに木を植えます。そして、地面にそのまま穴を掘り、遺骨を埋葬する方法と、決まった区画に骨壺を埋葬する方法などがあります。
 また、町田市にある民営墓園では、園内にある大きな桜の木を墓標とする桜葬を平成17年から行い、桜が満開になる時期に合同慰霊祭を行っているそうです。
 さらには、平成18年度に供用開始された横浜市営墓地、メモリアルグリーンでは、樹木型合葬式墓地を整備しました。そして、私がお邪魔しました新潟市でも、このメモリアルグリーンを参考に市営墓園で樹木葬ができる区画の整備の検討をしていると伺いましたし、横須賀市でも今後の事業計画の中で樹木葬も検討したいとしています。
 今後、本市でも墓園整備の中で樹木葬区画の整備を検討すべきと思いますが、あわせて所見をお聞かせください。

○議長(中根 大) 羽根田部長。

○建設部長(羽根田利明) 本市におきましては、古瀬間墓園の中に身元不明者のための合葬墓がありますが、一般利用者の合葬墓はございません。合葬墓は、利用者にとって将来の維持管理の不安がないことや価格面でのメリットが考えられますけれども、宗教上の考え方や市民ニーズの状況から、まだ公共での普及は多くないと認識しております。
 また、樹木葬も価格や自然再生などのメリットが考えられますけれども、新たな墓地形態でありまして、十分に研究する必要があると考えております。
 今後は、合葬墓を含めまして、他都市での事例の把握や市民ニーズの把握に努めてまいります。
 以上です。

○議長(中根 大) 岡田議員。

○34番(岡田耕一) 今、市民ニーズの把握ということがございました。先ほど需要調査の中には、する予定はないということでございましたが、その需要調査とともに、こうしたどういうお墓があるべきなのか、そういうこともぜひ調査をしていただきまして、これからの豊田市民にとってすばらしい施設整備に努めていただきたいと思います。
 以上で終わります。

○議長(中根 大) 以上で34番、岡田耕一議員の質問を終わります。