平成17年8月17日

豊田市長 鈴木公平 様

市政改革とよた市民の会 

代表 岡田耕一

         

深見町地内「フェロシルト」自主回収に関する公開質問書および要望書

埋め戻し材「フェロシルト」のメーカーである石原産業鰍ヘ去る7月25日より本市深見町下田に放置しているフェロシルトの自主回収を開始いたしました。深見町岩花のフェロシルトについても29日にボーリング調査を実施し、今後、自主回収を開始する予定と聞いております。

また、石原産業鰍ヘ、7月29日に「愛知県、三重県においても可能な限り自主回収する」との方針を明らかにしました。この間、私たちは、「ダイオキシン・処分場問題愛知ネットワーク」の一員として各地域での説明会に参加したり、各県、市の行政担当者から説明を受けてきましたが、本市においても以下の点が明確になっていませんので、以下、質問及び要望いたします。

 

公開質問書

1)フェロシルトの回収先について

石原産業が本市に提出した自主回収計画によりますと、回収したフェロシルトを四日市工場に搬出することになっています。本市では、四日市工場への全量回収をどのように確認しますか。

 

2)フェロシルトの汚染の認識について

愛知県が、フェロシルトを使用した瀬戸市内の土地造成地3か所(北丘町地区、広之田地区、幡中町地区)について、土壌検査と放射線量の測定を実施したところ、3か所で土壌環境基準を超過するふっ素が検出され、広之田地区で土壌環境基準を超過する六価クロムが検出されました。また、本市でもふっ素と六価クロムの溶出試験を実施したところ、ふっ素が土壌の汚染に係る環境基準の7倍検出されました。また、石原産業は、フェロシルトには、微量の放射線が含まれていることを認めており、私たちの自主的な測定において通常値以上の放射線量が確認されています。

@    各地で調査されたフェロシルトは各種測定値に大きなばらつきがあります。私たちは、フェロシルト自体の品質上、汚染度にばらつきがあるものと認識していますが、この点に関する本市の認識をお示しください。また、本市が実施したふっ素と六価クロムの溶出試験について、検体物の採取方法や、検査の方法について具体的に説明してください。

A    本市では、通常値以上の放射線量を含むフェロシルトを有害物と認識していますか。

B    本市では、ふっ素や六価クロムが環境基準を超えるフェロシルトを有害物と認識していますか。

C    各種調査で汚染が確認されているフェロシルトでも、有価物として取り引きされれば、本市は、産業廃棄物ではなく、製品として認めるのですか。

 

3)本市の対応について

 この事件の本市の対応を見ますと石原産業鰍ェフェロシルトを自主回収されれば、全て解決したと認識しているように感じてなりません。この問題は藤岡第2中学校建設問題にも大きな影響を与えましたが、情報の収集や初動体制も含め、本市の対応に問題はなかったと認識していますか。

 

4)各種調査の費用負担について

本市は、深見町下田地区から採取したフェロシルトに含まれるふっ素と六価クロムの溶出試験を実施しました。また、ふっ素、六価クロムついて現場の湧水を調査しました。更にはフェロシルトが埋め戻されている場所より周辺500m以内に存在する井戸を対象に、7月20日から22日にかけて地下水質調査を実施しました。これらにかかった費用は市が負担していると思いますが、人件費を含めた経費はどのくらいになりますか。

 

5)今後の展開について

 今回の問題は、県から引き継いだ不法投棄情報を得て、事件が発覚したと聞いておりますが、本市は、周辺六町村と合併し、広域化した現在、同様の問題が潜在化している可能性があります。

@    深見町以外にフェロシルトが埋められている可能性はありませんか。

A    同様の問題が存在する可能性を否定できない現在、他の地域でフェロシルトが埋められていないか調査する予定はありませんか。

要望書

 深見町下田、岩花両地区のフェロシルト自主回収が適切に実施され、周辺住民が安全かつ安心して市民生活がおくれるように、また、今後、同様の事件が再発しないことを期待し、以下の要望をいたします。

 

1、        深見町下田、岩花両地区の自主回収において担当職員が現地確認を定期的に実施すること。

2、        下田、岩花両地区の自主回収における現地確認を地元住民および市民が、安全に配慮した上で、監視することを認めること。

3、        下田、岩花両地区の自主回収後の現地の放射線量測定を実施すること。

4、        下田、岩花両地区の自主回収後にすべてのフェロシルトが回収されたことを確認するための土壌調査を実施すること。

5、        問題発覚後、周辺井戸水の水質調査を実施し、基準超過はありませんでしたが、念のため、両地区の自主回収後に再度、周辺井戸水および公水域の水質調査を実施すること。

6、        本市が下田、岩花両地区のフェロシルトに関して行った全ての調査に対してかかった費用を石原産業鰍ノ請求すること。            

以上について、8月末日までに文書にてご回答をお願いします

(問い合わせ先・回答書送付先)

市政改革とよた市民の会 代表 岡田耕一

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