中心市街地活性化策(駅西口地区再開発ビルの進出テナントの受け皿となる新3セクに48億円の貸付をすること)について

○そごう跡の駅西再開発ビルに百貨店を誘致することについてどう考えるのか。
     現在の行政、商業の中心であり市民が望む形で誘致するのであれば大賛成。しかし、商行為はあくまで民間主導で進めるべきであり、市税を投入すべきでない。
○多くの市民が48億円の公的資金を貸し付けてでも百貨店を誘致すべきとの声があるが。
▼広報紙での説明では48億円は30年以内に返済完了としているが、それは、後継テナントが30年間、当初の賃貸料、契約内容で営業を継続することが大前提。5年後、10年後の経済情勢が不透明な今日、48億円が返済される可能性はきわめて低いと思う。私の調査でも賛成は48億円の完済が前提で、返済できないのであれば反対者が多数という結果になりました。
     貸付金の安全確保のために駅西再開発ビル全体に担保権を設定しているから大丈夫では。
     15年後、20年後に残債分の担保価値があるかは疑問。市の所有になった後の駅西再開発ビルの大規模修繕費は市税で賄わなければなりません。
○それでは駅西再開発ビルをそのまま放置していていいのですか。
     我が国は資本主義、自由主義国家です。自由競争の結果として栄える企業があれば衰退する企業があっても当然だと思うのです。雇用、失業対策としてセーフティネットの必要性は考えなければいけませんが、特定の企業、エリアだけに優遇措置をとることは市民の絶対的な合意なくしてすべきでありません。今回のケースは、市民合意が得られたと思えないのです。

特に考えなければならないことは、この問題がなくて48億円あったら何を最優先すべきかということです。

高齢者福祉政策なのか、保健医療問題なのか、公共交通対策なのか、道路整備なのか、少子化対策か、等々、豊田市にはまだまだやるべきことがたくさんあります。

人口35万人の中核市って都会ですか?このまちに全ての機能が必要ですか?確かに自動車産業の恩恵を受け財政的には恵まれていますが、分相応のまちづくり、各都市の機能分担を考える必要があるのではないでしょうか。

豊田市の人口は35万人と聞けば大きな都市に感じます。
参考までに近隣自治体の1kuあたりの人口密度で比較しますと
豊田市  1207
知立市  
3865
一宮市  
3367
春日井市 
3117
三好町  
1359


こういう状況です。都市化と人口密度の関係は必ずしも一致しないかもしれませんが豊田市の現状をよく認識するとともに、豊田市は挙母、高橋、上郷、高岡、猿投(猿投、保見、石野)、松平という元々、歴史も商圏も違う自治体の合併都市であることを再確認する必要があるのではないでしょうか。また、時代、時代の住民ニーズによって中心市街地は移り変わっていくという認識をもつことも必要なのではないでしょうか。

しかし、最終的には市民一人一人がこの豊田市をどのような街にしていくのか考え、決定すべきだと思うのです。市長や議員、市役所、商工会議所等に任せてしまうのではなく、市民一人一人が問題意識をもち一緒にまちづくりをしていかなければならないと思っています