視察報告書                    新政クラブ  岡田 耕一

視察日時      平成15年5月28日 13:30〜17:00

会  場      足立区立中央会館 会議室


                                    元草加市助役の山下裕辭氏による研修会
                                                 (議会改革・行財政改革について)

前列左が講師の山下裕辭氏

これからの自治体は、自立が求められている。
中央依存からどこまで脱却できるか(自主・自立)が課題。
財政を考えれば従来と同じ意識ではいけない。
対象人員が減れば関連予算も減らすべき。

地方議会には、与党も野党もない。
いいものはいい、悪いものは悪いとしっかり主張すべき。

是か非かは、個人の考えではなく、市民の立場で考える。







政策協議

「今までの議員は・・・だった」という意識を改める。
それぞれ3人が、政策に明るい議員になる。
他の自治体でやっていない政策を実現。
国の規制・制約を受けないものを考える。
いいものは他人のまねもしていくこと。
単純にまねをするのではなくて、分析して豊田市においてどう流用するか。
議会は執行権を持っていないので事実上の立法機関となるべき。
地域に必要な条例をどんどん作る。自ら提案、政策立案する。
一般質問でどんどん提起し、条文化は執行機関(理事者)に任せる。



考え方

住民の立場、視点に立っているか。
横断的に総合的に住民サービスのあり方を考えるのが議員である。



制度の活用

一般質問の時間の考え方は、1人当たり○分、プラス会派に○分というのが本来あるべき姿。
会派になったら時間が減るというのは、おかしい。
一般質問、議案質疑において様々な制限があるのなら委員会質疑を最大限活用する。
事例:おこなったことがある。
先例:ルール。議事規則に加えられることがある。


情報公開

委員会のテレビ中継についても検討すべき。
委員会議事録も本会議の議事録と同様の扱いをすべきである。
当初予算説明会は、正式な会議ではないので市民傍聴ができない。市民への公開から考えると良くない制度である。
予算説明が説明会で、質疑は各委員会となり、説明と質疑応答が分断されるという問題がある。
情報公開の観点から考えると各派代表者会議は、良くない。隠れ蓑的になることが多い。
議会運営委員会ですべきものが多い。
国会では、議員親睦、海外視察に関することは、議運で議論している。
「議会運営委員会よりの調整依頼事項など」は、本来あってはならない。
議会を円満、円滑に運営するために少数派7、多数派3という7:3の配慮が必要。
「少数派の擁護」を考えなければならない。しかし、「少数派も横暴」になってはいけない。
議会を混乱させてはならないが、議論はしなければならない。



研修を終えて


私は、山下さんとお会いするのは2回目で、面識はあったのだが、これだけ内容の濃い話が聞くことができたのは初めてで、本当に感謝している。国立国会図書館に勤務された経験と草加市助役を務められた実績から行財政、議会運営にも明るく、我々議員にも厳しいご意見をいただいた。

しかしながら、我々の主張する議会改革、議会の活性化に対する意見は山下さんの意見と全く同じであり、心強く感じた。32名という大会派とその大会派と全く同一行動を取るもう1つの会派で40名中、35名を占める豊田市議会を今後、どう改革していくか、大きな問題であるが、やりがいを持って、正々堂々と主張していこうと思っている。

具体的な改革内容としては、各議員の発言時間の確保や1問1答式の自席からの活発な議論。政務調査費の使途の再検討や会議出席にかかる費用弁償(5,000円/日)の必要性についての検討。議会のインターネット中継導入。議案質疑、討論、採決などのCATV放送、FM放送の実施等も積極的に働きかけていきたい。

そして、我々「新政クラブ」は、議会改革、行財政改革を目指す会派として自ら範を示す意味の第一歩として、今後、政務調査費を使っての視察には、グリーン車を使わないことを申し合わせた。そして、今回の視察から実践したのだが、議員の行政視察にあたっては、グリーン車使用を前提とした旅費計算をやめて、一般車指定席の料金で計算するようにすることも議会全体に広げていきたいと考えている。

まだまだ、改めていきたいことは山ほどあるが、会派として、1人1人の議員の資質を高め、我々の主張は、市民にとっても当然の主張となるよう、しっかり情報提供し、市民も巻き込んだ議論をしていきたいと考えている。